オリンピックが終了しましたが、感動ばかりではなく、多くの事を学ばせていただきました。
私は水泳関係の仕事をしていましたので、水泳界の情報はよく耳にします。
2~3年前の日本のシンクロは、低迷どころか精神状態からしてまったく勝てる状態ではなかった。
そこで、今の日本のシンクロを立て直すには井村先生しかいないということになりました。
井村先生の指導は、明確かつシンプルな内容です。
厳しいとか怖いなどと言う人がいますが、良い悪いではなく、その程度しか評価できない基準で生きている人の感想です。
井村先生の基準は、メダルを取ることに生活のすべてをかけることでした。
メダルを取るためには個々の選手は何が必要で、それができないのは何をすればいいのかを徹底的に選手に理解させます。
井村先生が来る前のシンクロの選手たちは、練習はしますが、本気でメダルが欲しいなどと口に出す選手は、まったくいなかったそうです。
今の選手の目標が井村先生の基準と一致してなければ、どんなに素質がある選手でも井村先生は練習を見ません。
メダルを取るためのカラダ造りは、食事と練習です。
メダルを取るためには体重が必要で、栄養も考えた食事内容でたくさん食べます。
猛練習で体重が落ちてしまうので、とにかく食べます。
練習も含め、選手も井村先生も頭の中は一日中シンクロのことで頭がいっぱいです。
井村先生が日本のシンクロ界に来られて選手は変わりました。
選手たちは、井村先生についていけばメダルが取れると考えられるようになりました。
メダルを取る氣のない者は練習を見てくれないのですから、自分のあらゆるものをすべてメダル取りのために賭けてみようと思うのも当然かもしれません。
そしてとうとう井村先生の構想通り、日本シンクロはメダルを取りました。
私が思うに、体調不良で悩んでいるので治したいと思うのであれば、今はいろんな情報があります。
その情報が自分に必要だと思ったら、やってみて続けることは必修です。
『分かっているんですけどできないんです。』とは、分かっていないということです。
長年生きてきた生活習慣はちょっと薬やサプリメントを使っただけでは根本から改善されません。
便利な世の中で、わざわざ苦労はしたくはないでしょうが、体調不良で悩んでいる人は、時間を作ってでも生活習慣を立て直す必要があるのでは。
目標のためには自分を助けてくれる基準の高い情報と組んで、しっかり結果を出していただきたいと思います。
そのためには、自分がどうありたいかの基準を明確にすることがスタートだと思います。
氣が付けば健康、振り返れば幸せ。