私の学生時代の友達で、神主さんになった人がいます。
埼玉の山の中の神社で、自然の中で生まれ育ったそうです。
その友達が子供のころ、特に何をして遊ぶということはなかったらしく、毎日アリ(蟻)を
観ていたそうです。
アリがぞろぞろと動いているのを見るのがそんなに楽しいのでしょうか?
私はそんなにせっかちではありませんが、一日中アリを見て過ごすようなのんびりさはないです。
そんな彼も、ただ黙ってアリを見ているだけではなかったようです。
アリの中にも働いているのと、何もしないのとがいるそうです。
後で分かったことですが、アリの70%は働き、30%はさぼっているそうです。
さぼっているアリに対して罰を与えるべく、そのさぼっているアリ30%を抹殺します。
『さあ、働き者のアリさん、全員で働いてね。』
と、思ったら、今までしっかり働いていた70%いたアリの中の30%がさぼりだしたそうです。
それでは逆に、働いていた70%のアリを全滅させると、30%のさぼっていたアリの70%が働きだしたそうです。
どんな状況でも、働き者のアリとさぼっているアリとは、やはり70%と30%になったそうです。
これが、世の中の自然のバランスなのでしょうか?
いくら悪いことを無くそうとして頑張っても30%はどうにもならないという法則のようなものがあるとしたら、この世の中どう見ていけばいいのでしょうか?
人間は、この話しをどう捉え、どう生かすか興味深い所であります。
腸内細菌も、善玉菌と悪玉菌の割合は、70%と30%。
善玉菌100%はありません。
善悪どちらかが70%で、どちらかが30%の割合にするかは自分次第です。
氣が付けば健康、振り返れば幸せ。