以前、（がんで余命ゼロと言われた私の）『死なない食事』神尾哲夫著 幻冬舎出版の本をご紹介しました。
毎日の食事、特に調味料は詳しく記されていました。
今回のご紹介は、『食品の裏側』阿部司著 東洋経済新報社出版の本をご紹介します。
著者の阿部さんは、食品添加物の会社で働いていました。
食品添加物で作られる加工食品や調味料のすごさ（良いも悪いも）には、読むほどに驚きの連続です。
阿部さんは食品添加物を扱う魔術師のような人で、どんなものでも安くて美味しいものを作ってしまいます。
食品会社や飲食店にとっては、安いコストで食品が作られるため、利益が半端なく取れるので、阿部さんは神様のような人でした。
ある日、自分の家庭の食卓に自分の考案した食品が並び、子供たちが『美味しい美味しい』と言って食べている姿を見て、考えさせられます。
『こんな食べ物を食べている子供たちの将来は・・・』
そこで阿部さんは、安定した高収入より、これからの子供や孫たちの安全の道を選んだのです。
経済最優先の世の中にいた仕事から、『人間本来の食事』を推奨する仕事に変身しました。
この本は、ただ『食品添加物がだめだ』とか、『食べてはいけない』『危険な食材』などというようなことばかりが書かれているのではありません。
本来の『食』というものの大事さが書かれた本です。
この本を読み終わったら、世の中何も食べるものが無いように思う人もいるかもしれません。
私共の店八〇屋では、そのようになってしまった世の中だからこそ、補助的に摂る食品の大事さを訴え続けているのです。
だれでも、分かりやすく読める本です。
この本を読んで、生活習慣がまったく変わらない人は、健康に対する考え方が異次元だと思います。
自分と自分の将来だけではなく、これからの子や孫たちの世代まで、人間としての生きる大事さを伝えていく生き方を大人が見本を見せていくべきだと思います。
氣が付けば健康、振り返れば幸せ。
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