腸内環境が良いとキレイな血液をつくってくれます。
そして、そのキレイな血液はたくさんの栄養分をカラダ中に運び、毛細血管まで行きわたり、栄養分を皮膚に送り出してくれます。
逆に、ふだんの食生活の乱れやストレスなどで腸内が悪玉菌で占められるようになると、汚い血液がつくりだされ、それがカラダ中をめぐって皮膚がくすんだり、吹き出物が出てきたりきめが粗くなったりします。
最近、アトピー性皮膚炎の人が非常に増えています。
皮膚の症状であるアトピーにも腸が大きな影響を与えています。
重症の成人型アトピー性皮膚炎の患者には、便秘、下痢などを繰り返す人が患者の6割を占めているといわれます。
その人たちの大腸を内視鏡で見ると、大腸炎と診断できる人がほとんどだそうです。
ひどいアトピー性皮膚炎の人ほど、腸炎もひどいという結果も出ており、皮膚炎と腸炎は密接に関連しているようです。
腸管の炎症はなぜ起きるのでしょうか?
腸に棲む善玉菌は腸内での悪玉菌による異常発酵や腐敗を防ぐはたらきをしています。
しかし、ジャンクフード(要注意調味料)ばかり食べていたり、心理的なストレスが続いたりすると、腸内の悪玉菌が増えすぎてしまいます。
すると、腸内では有毒物質が発生し、これが腸粘膜を刺激して炎症を起こすのです。
特に、動物性たんぱく質によって腐敗が起きやすくなり、それが炎症を促し、そこからアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)として血液中に侵入していくのです。
このように、腸内環境の悪化がアトピーの一因になるのです。
いくら高級な化粧品を使っても、腸内環境を整えなくては成果が出ないのでは・・・
氣が付けば健康、振り返れば幸せ。