リーキーガット症候群というカラダに異常を発する症状があります。
アトピーなどのアレルギーを発し、原因は小麦からできるパンやパスタなどと言われてきました。
食品の成分表示で、グルテンフリーという文字を見たことがあると思います。
この食品は、『アレルギーの原因となるグルテンは入っていません。』という表示です。
本来は、グルテンに反応してアレルギーを発症するのは、遺伝などにより敏感に反応する人が起こるもので、ほとんどの人たちはさほど問題視するほどではありませんでした。
現在、食べ物は農業で作られていた時代に変わり、大量生産で工場化され、企業が作るようになりました。
(加工食品・コンビニ、スーパー弁当・惣菜・菓子類に使用される食品添加物や遺伝子組み換の原料など含)
食べ物が変われば腸内環境も変わらざるを得なく、腸内環境の悪化は、食生活が原因のために様々な体調不良になるとわかってきました。
そのために、腸内環境が変わらざるを得なくなってしまった食生活は、グルテン以外にも摂取しない方がいいものを常食とする人が増えたため、リーキーガットの問題点を引き起こす状況が日増しに増加しております。
小麦も、遺伝子組み換えが、消費者が知らないうちに市場(日本)に浸透し、小麦から作られるパンやパスタなどは注意が必要になってきました。
そのような理由を知ってか知らずか、薬を摂るように乳酸菌・ビフィズス菌などを摂って腸内環境を良くしようとする企業。
安くて・簡単・便利を求める人たちが多い市場は、潤っているようです。
私共が常にお伝えしている腸内環境を良くするには、腸内環境を変える何か(乳酸菌・ビフィズス菌など)を外から摂るのではなく、元々自分の腸内にいる善玉菌が喜ぶ食生活を続けることだとお伝えし続けて約20年。
腸はただの排泄機関だけではなく、多くの役割があります。
腸内細菌の分泌する酵素によって作られるインターフェロン・核酸・酪酸・乳酸・酢酸・セロトニン・各種ホルモン・ビタミンB群など、自力で作られ自分の健康を維持しているのです。
本来小腸の細胞が入れ替わるのが2~3日で、その働きを助けるのが腸内細菌なのですが、何も考えず、安くて簡単・便利な食生活を続ければ、腸内細菌の数が減り、種類も減り、バランスが崩れ、腸内の働きが遅れ、新しい細胞ができるのも遅れます。
腸内の粘膜細胞も減ることで弱くなり、腸壁に穴が開くようになると、本来カラダが健康であった人もリーキーガットになってしまう、そのような人がどんどん増えてきているのです。
結果、アトピー性皮膚炎・ぜんそく・アレルギー各種・うつ・不安・糖尿病・過敏性腸症候群・便秘・リウマチなどが多く聞かれ、TVのコマーシャルでもそのような症状に効くという薬やサプリが多くなりました。
患者と言われる人々も少しでも早く治したいので、早く効く薬を求める人が多いようです。
早く効く薬の代表が、抗生物質です。
抗生物質は、腸内の善悪どちらの菌も殺してしまいますので、自力作用が無くなってしまいます。
プロポリスは抗生物質になるので、健康のために毎日常食している人は要注意です。
最近、腸と脳はつながっていて、腸が脳に指令を出すことも科学的に知られてきました。
腸内環境が悪くなると脳の働きにも影響し、思考もマイナスの傾向になるようです。
うつや痴呆症も腸内環境に関係するという研究者も増えてきました。
腸内の悪玉菌は、砂糖が大好きです。
砂糖は腸内環境にとても悪く、麻薬のように依存性もあります。
甘いものが止められない人は、腸内環境が悪玉菌優勢の状態が考えられ、悪玉菌優勢な腸が脳に『ケーキを食べろ・ドーナツを食べろ』と命令する、とまで言う学者もいます。
つまり、常に砂糖を食べていると腸内環境が悪くなり、甘いものはカラダに良くないと分かっていても、ついつい手が出てしまうのです。
薬中やアル中に似ていませんか? 甘中の人も脳の洗脳リハビリをしますか?
腸内環境を変えた方がいいのでは?
アメリカの世界的に有名なロック歌手Pは、死ぬまでドーナツをやめられなかったと言われますが、分かるような気がします。
甘い誘惑に勝てない人は、我慢ではなく、腸内環境を薬やサプリメントに頼るのでもなく、毎日の食生活で安くて簡単・便利を見直すことが、食材価格は高くつくかもしれませんが、簡単・便利な健康法だと思います。
氣が付けば健康、振り返れば幸せ。